HPをご覧の方はもうご存じかと思いますが、虎吉なんです。(笑)
小学生の時野球を始めて、プロ野球に興味を持って以来、タイガ−ス一筋。
18年前の記憶がかすれ始め、もうタイガ−スの優勝は見れないのか・・・・
しかし!
星野阪神がやってくれました!
2003.9.15 阪神タイガ−ス 優勝!!
18年間、一時はP●学園より弱いとささやかれたタイガ−スを見捨てず応援していたご褒美に、
神様が劇的瞬間に立ち会わせてくれたんです・・・・・(号泣)
そんな私にとって歴史的1日のレポ−トです。
□■9月15日(祝) 晴れ■□
場所は阪神甲子園球場
 
PM12:00 ついにやってきました甲子園。
当日は優勝決定もあるか?と言うことで甲子園球場の周りは異様な雰囲気に包まれていました。
お約束の虎の着ぐるみのお兄さんが不思議と違和感なく沢山の人と記念撮影をしていました。(笑)
この日、阪神が勝利し、マジック対象チ−ムの1角ヤクルトが負けると阪神の優勝が決定というわけです。
人混みをかき分け、興奮気味の私は足早に甲子園の中へと進んだのですが、
後から考えると、指定席なんでもう少し色々と見て回れば面白い人をたくさん見れたかな?

私の席は1塁側バックネット後方の38段目、グリ−ン席と隣り合わせのイエロ−シ−トでした。
ひさしの足が少し邪魔になりましたが、マウンド、打席共にしっかりと見れる良い席でした。
しばし興奮気味の私はうろうろと場内を歩き、練習を見ながら試合開始を待つのでした。
それにしてもやはりプロ野球、大変効率よく練習を分刻みで行います。
プロ野球観戦に行くといつも思うのですが、試合開始2時間前に出来ることなら球場入りして
選手の練習を見ると凄く勉強になります、 特に守備練習でのボ−ル回しは必見ですね。

試合開始前なので、ベンチ裏の席に入って間近で選手を見てきました。
やはり特別な試合と言うだけ合ってどことなく選手も緊張気味に見えたのは私だけだろうか?
かなりの数の報道関係者がグランドにいて、甲子園の広いファ−ルグランドが狭く見えてしまうほどでした。
こうやって選手を間近に見れるのも早い時間に球場入りするメリットですね。
メジャ−リ−グではこの時間が選手にサインをもらえる一番のチャンスなのですが、
日本の球場には高い金網が・・・・出来ることなら無くして欲しいといつも思うんですよね。

説明するまでもなくスタンドは阪神ファンで一杯です。
□■PM14:00 試合開始。■□
試合に集中しすぎてプレ−中の写真が有りません(笑)
阪神の先発は伊良部、広島は河内でした。
初回いまいち乗り切れない伊良部を藤本(遊)がファインプレ−で助けるなど大盛り上がりの
甲子園でしたが、3回にとうとう伊良部がシ−ツにつかまり2−0とリ−ドを許します。
その後5回に矢野がヒットを打つまで阪神は無安打、沖原のタイムリ−で1点返すも
いまいち乗り切れない阪神はこのままずるずると負けてしまうのでは?
そんな諦めム-ドすら漂う序盤から中盤でした。
 
7回恒例のジェット風船です。いつもにまして凄い数です。
風船が放たれた直後は周りの視界を奪われるほどの風船の数に思わず「すげ〜」なんて言っちゃいましたね。
□■ 8回裏 ■□
途中から広沢に変わり出場の片岡、意地の一振り!!
右中間へ同点本塁打!
ホントに鳥肌が全身に立ちました、半ば諦めム-ドだったんです。
7回までに阪神の放ったヒットは5回の2本のみ、完全に沈黙した打線、
毎回のように訪れる広島のチャンス、この時点で広島のヒットは10本、目を覆いたくなるような
展開を片岡の1発が球場全体の雰囲気を変えてくれました。
おそらく8回の同点で球場のファンの80%が勝利を確信していたのではないでしょうか?
ちらほらと横浜×ヤクルト戦の情報が流れてきたのがそのころでした。
そして9回裏、ハッキリ言ってあまり憶えていないんです。(笑)
この時点で横浜がヤクルトをリ−ドしてるとみんな分かっていたんです。
「だから試合に勝てば優勝や!」
「この回で決めたら優勝や!」
なんて声がチラホラと聞こえて、球場の雰囲気が変わり始めたのが速いか?
藤本ヒットに片岡が続き、沖原敬遠で満塁。アッという間に舞台は出来上がりました。
沖原敬遠の時、ベンチ前で星野監督が赤星に何か耳打ちをしているのを見て
これは一気に決まるぞ!なんて雰囲気が球場内に伝わってきたんです。
みんなこの瞬間を待っていました。
阪神ファンの期待通り、想像通りの初球攻撃でした。
赤星ライトオ−バ−のサヨナラタイムリ−!!!
片岡の同点ホ−ムラン、感動しました。
体の中にこみ上げる物をグッと抑えて、これでいける!と思いました。
赤星が初球を打った瞬間、「決まった!!」
打球の行方を見つめ、それが決定的になった瞬間、8回に抑えていた物が
一気に吹き出したように思います。
あたり構わず叫んでました。抱き合っていました。涙も自然と出ました。
久しぶりに少し泣いちゃいました。(笑)
 
試合終了後興奮冷め止まぬ中、ヒ−ロ−インタビュ−です。
サヨナラタイムリ−の赤星、同点本塁打の片岡、もう最高でした。
スコア−は以下の通りでした。
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
C |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
T |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1× |
3 |
勝利:安藤 本塁打:シ−ツ(23) 片岡(11)
負け:鶴田
 
試合終了後、2時間遅れで試合をしている横浜×ヤクルトの試合を
バックスクリ−ンで見ながら決定的瞬間を待ちます。
およそ2時間ほど待ちましたが、試合が12×6と横浜の一歩的な展開となっていたため、
それほど緊張することもなく、のんびりと待ちました。
横浜の試合が8回に入った頃、1塁ベンチに阪神の選手が顔を出し始めた頃、
一度はおとなしくなった球場が一気にあわただしく成っていきます。
どこからともなくウェ−ブが始まり、阪神ファンで埋め尽くされた甲子園を6周(笑)
選手も一緒に波に混ざり、球場が一体感に包まれた最高の雰囲気の中で、ついにその時は来ました。
「あと一人!」
「あと一人!」
「あと一人!!」
阪神タイガ−ス優勝決定!!
何がなんだか分からないくらい喜び叫びました!

優勝監督インタビュ−星野監督の第一声は、
「あ〜しんどかった(苦笑)」
ほんと言葉になりません、感無量です。
 
ペナントを手に場内を選手達が回ります。
最高のシ−ンです。もちろん場内は「六甲おろし」の大合唱です!
阪神タイガ−ス優勝おめでとう!!
そしてありがとう!
(一)
六甲颪に颯爽と 蒼天翔ける日輪の
青春の覇気美しく 輝く我が名ぞ
阪神タイガ−ス
オウオウオウオウ 阪神タイガ−ス
フレフレフレフレ
(二)
闘志溌剌起つや今 熱血既に敵を衝く
獣王の意気高らかに 無敵の我が名ぞ
阪神タイガ−ス
オウオウオウオウ 阪神タイガ−ス
フレフレフレフ
(三)
鉄腕強打幾千度び 鍛えてここに甲子園
勝利に燃ゆる栄冠は 輝く我等ぞ
阪神タイガ−ス
オウオウオウオウ 阪神タイガ−ス
フレフレフレフ
「阪神タイガ−スの歌」
作詩:佐藤惣之助
作曲:古関裕而
まだ日本シリ−ズが残っているが、とにかく嬉しかった。
今度は日本一や!
・・・・・・
残念日本一は来年以降に持ち越しです。
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